梅雨に入り雨が降りますね 焙煎革命①
2019年 06月 10日今宵 外ではたくさんの雨が降っています。
すこし話します 「24節季のこと・焙煎のこと」
24節季では 芒種。
二十四の節気がはじめて勢ぞろいしたのは、文献上では「淮南子」
の「天文訓」の巻です。この時「芒種」もはじめて登場します。
古代中国文明の中で徐々に成立した24節季は最初、
夏至と冬至が基準点に(二至)。
次に春分と秋分(二分)が作られて 4つ。
さらにその中間点に立春・立夏・立秋・立冬(四立)が成立され8つ。
この8つの大切な節気の間にそれぞれ二節ずつがさらに配されて、
二十四の節気がはじめて勢ぞろい。BC2世紀ごろと言われています
初夏から仲夏にかけての季節の持つ特性をあらわしした「芒種」は
カマキリが目覚め、蛍が生まれ、梅のみが黄色く熟れる
自然の営みを冷静に観察し生活への道しるべを語ります
こう語ります 、
「天が陰を發しなければ萬物が生育せず、地が陽を發しなければ萬物が成熟しない。」
冷静な観察眼、言葉へのこだわり、自然への敬意、愛情を感じます
また、風景へのあこがれのうたのようなものもあり
あらためて 古代人のロマンの強さ、深さを感じます。
一気に24節季への気持ちを書きましたが
焙煎を初めて2年後ぐらいに
この24節季に出会いました

世田谷のミネルバ(自家焙煎店)のオーナーおばさまが 「24節季カレンダー」を利用している
とおっしゃっていて・・・そのころは焙煎はしていなかったのでなんとなく聞いていました。
ミネルバおばさま曰く「12月カレンダーでは焙煎に合わない」。
焙煎と格闘していたその頃 これは!と研究を始めました。
10年ぐらい24節季を相手に焙煎を続けていたある日
「季節に合わせていては遅い(焙煎が)先をとらえなければ」と感じました。
カレンダーは思い出を書き込んだり、予定を入れてその予定日を確認する
現在進行形の道具と言えます。
24節季カレンダーを読んでいくうち 自然への預言というか農業用カレンダーというか?
そういった感じが見えてきました。
こういうのがあります 「地表はまだあたたかい季節でも空のうえでは冷たい空気が居て すこしづつ
下に降りてくる それが地表の何かに作用している 」なんとかかんとか・・・
つまり 地上の我々にはわからないうちに天空では冬の準備をしていて空から冷たさが来たり
暑いは 土の中から暖かさが響いて来るする 」と24節季はふとした自然のその節、起こりを
教えてくれるのです。この予言のような地上に住む我々が感じにくい季節の起こりのメッセージを
「焙煎に活かす」ことができれば「季節を先取りして焙煎に応用できる!」
その日からの焙煎はその前の焙煎とは次元が違う感じでした。
われわれ人間は「皮膚感覚を殺して」生活している。
特に生活の中では皮膚感覚を鈍感にしていく工夫がされています
エアコン テレビ ヒートテック など
これにより快適を手に入れています
わたしもその恩恵をすべて手に入れています。
(でもスマートフォンは持っていません・・というか携帯電話を所有したことがありません(^_^;))
なぜ 季節に追われることが?焙煎をうまくできないことなのか・・
季節を予感して先に感じられるとなにがコーヒーをおいしく焙煎できるのか?
それでは長くなってきましたので明日、またお話したいと思います。
焙煎の革命のことも
では お休みなさい

雨の夜は ゆっくりこんな歌で休みましょうか
"回遊魚の原風景" 南壽 あさ子
2012/02/05 に公開
世界観が素敵ですね ♪
by ynicosan
| 2019-06-10 22:12
| ネルドリップ
|
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